Sunday, November 19, 2006

音の記憶

11月のポコ・ア・ポコは4家族のみなさんに来ていただきました。子どもたちは6人、小さな輪で、とてもゆったりとしたひとときでした。夏休みのサマーセッションを思い出しました。子どもたちの真っ直ぐなアテンションがとてもよくわかって、私も子どもたちひとりひとりへのメッセージを送ることができたように思います。少人数なのに時間はいつもよりも延びました。これは意外! 時間はやっぱり延び縮みするのでしょう。

セッションのあと、スタッフの保育士の方と子どもの育ちの話をしました。たくさんの可能性を持つ小さな子どもたちを大人の尺度でしばりたくないと意気投合です。どの子もみんなみんな幸せになるための責任を大人たちは負っている。そのことの大きさを大人たちは明確に自覚しなければならない。

先週はフランソワーズ・アルディの「さよならを教えて」が頭の中でずっと鳴っていて、iTunes Storeでアルバム「告白」を買ってしまいました。どうして突然フランソワーズ・アルディかというと、京都に住んでいた頃よく行った喫茶店をネットで調べていたとき彼女の名前が目に入って「さよならを教えて」が鳴りだしたのです。フランス語はわからないし詩の訳もないけど、明るさも深刻さもほどほどで安心して聴いていられる音楽です。ウェブサイトで知ったところでは、彼女は詩の勉強をしていて歌を書き始めたとか。

京都の喫茶店フランソワはショパンの曲がよく流れていました。シンフォニーはベートーヴェンの交響曲がよく似合っていました。リチェルカーレは音楽史からモーツァルトまで。タンノイのオートグラフの音はただただ懐かしい。『二十歳の原点』のシアンクレールは普通の喫茶店でした。でも、ジャズが流れていたかな・・・思い出せません。よく行ったジャズ喫茶の名前も思い出せません。いちばんよく行ったのは大学の近くのコロラド・コーヒーのチェーン店で、今も営業していて同級生の消息を教えてくれます。百万遍の進々堂もお気に入りで、学生が本を読んでいたり、ノートに何か書き込んでいるシーンが好きでした。今でもスターバックスで本を読む人はすぐ目に入ってしまいます。

iTunesはVer.7になってアビアランスがMacOSXと相容れない無骨なデザインに変わってしまって少なからずがっかりしていましたが、それは私だけではなかったようで、MacOSXライクのデザインに変更するソフトがあることを『MacPeople』12月号(ASKII)で知りました。.ukだからイギリスのサイトです。Aqua4iTunes3.0で見事iTunesが復活! デザインはすごく大事だ!

先週、給食の検食のとき、窓から見える植え込みの紅葉がくっきりと光ってとてもきれいでした。週明けに一気に紅葉が進むのかも知れません。

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