Sunday, May 20, 2007

PAの音に酔う

今日出席した知人の結婚披露宴はAV面の演出に興味津々でした。ホールにセットされたPAのスピーカは4台でサイズは25cm程度でしたが効果は抜群で音・音楽の力を思い知らされました。PAシステムのあの音に酔うような感覚がありました。選曲はセンスが問われるところですが、これは定石と思いながらも次の曲が楽しみでした。手を伸ばせば触れることができるようなPAシステムの音は魅力的です。先日買った『サウンド&レコーでディング・マガジン』(リットーミュージック)5月号は音作りの世界に私を誘います。付録のCDに収録の清水靖晃のアルトサックスも音そのものに惹き込まれそうなパワーに圧倒されます。アコースティックの須川展也と対極にあるかも知れませんが私にとってはどちらも魅力的です。

フランスの新しい大統領が決まって式典などをニュースで見ました。まるでファッションショーのようなシーンもあって見入ってしまいました。政治的スタンスはともかくヨーローッパの政治家は魅力的です。私にはミッテランやコールはその典型ですがふたりとも過去の人です。演説するミッテラン大統領を後ろから撮った映像は彼が長い脚を逆V字形に大きく開いていて意志の固さを表しているように思いました。コール首相はベルリンの壁の崩壊前に東ドイツ国民を西側に見返りなしに通過させると伝えたハンガリー外相の前で涙したというエピソードが脳裏に焼き付いています。

Amazonのマーケットプレイスで注文していた村松英子の本が1冊届きました。『こころの花』(講談社 2003)で、届いてみればサイン入り初版本でした。詩集『一角獣』(サンリオ 1973)は1977年、大学1年のとき買ったように覚えています。この中の「欲しい」(1971)に惹かれてもう30年になります。このところ昔のものを持ち出していますが『一角獣』はいつも新鮮で懐古的な心境にはなり得ません。むしろ血を沸き立たせます。音楽もいいけど文学もいいとしみじみ思う。

このところ身近な人が癌と診断されることが続いて日本人の死因の第1位が癌とのメディアの報道にただごとでない状況を肌で感じています。これから自分は何をするべきなのだろうと様々な視座から考えてしまいます。命あるうちにしたいことはしておこうと、これは前々からのことです。

PowerBookのACアダプタのコンセントを欠かしてしまって太いコードを接続することになってしまいました。何かと評判がいまひとつのACアダプタなので、この際とサードパーティーの代替品を調達することにしました。純正の半額ですが評価はいい。こういうときネットは便利だとつくづく思います。だからというわけではありませんが.macのトライアルを始めました。そもそも.macの全体像というかそのアーキテクチャが理解できないと使えない印象です。

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