Tuesday, March 13, 2007

白州次郎の流儀

夜、思い立って古書店に『白州次郎の流儀』(白州次郎 白州正子 青柳恵介 牧山桂子 他、新潮社 2004)を買いに行きました。「マッカサーを叱りつけた日本人」というエピソードに象徴される彼の、車好き、スピード好きというところが私にとってたまらない魅力です。

この日曜日は雪が舞う寒い日でした。ミュージック・ケア初級総合研修三重会場が終わりました。最終日の今日は30曲の復習と午後のセッションと、充実した実り多い一日でした。155期生のみなさんの健闘を祈っています。

「音楽療法を音楽の言葉で語りたい」という私のこだわりが刺激されて何冊か本棚から出して来ました。
ノードフ&ロビンズ『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998)
クライブ&キャロル・ロビンズ『ポール・ノードフ音楽療法講義 音楽から学ぶこと』(音楽之友社 2003)
ケネス・エイゲン『障害児の音楽療法 ノードフ・ロビンズ音楽療法の質的リサーチ』(ミネルヴァ書房 2002)
井上直幸『ピアノ奏法 音楽を表現する喜び』(春秋社 1998)
若尾 裕『奏でることの力』(春秋社 2000)
これにプラスして、若尾裕がカワイの『あんさんぶる』に執筆しているエッセイです。
『ポール・ノードフ音楽療法講義』の言葉は音楽の言葉そのものだと私は思います。音楽論としてのアーテキュレーション(楽曲分析)がそこにあります。音楽のパラダイムがイニシアチブを持つ音楽がそこにある。音楽療法の音楽は音楽として美しくなくてはならない、と私は思う。

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