Thursday, February 08, 2007

「クレアおばさんのシチュー」

昨夜、冷蔵庫のシチュー用の肉がなんだかあやしくなっているのを見つけて、これはたいへん!と深夜にビーフシチューを作りました。「クレアおばさん」シリーズのシチューです。水を1500ccも使って1箱分です。私は野菜をたくさん入れて、昨夜は1300ccくらいの水でした。クレアおばさんのシチューはやさしい味で私のお気に入りです。一晩置いたシチューはさらにやさしい味でした。

今夜のNHKの「プロフェッショナル」はMIT(マサチューセッツ工科大学)の石井裕教授でした。「石井が考えた新たなコンピューターの概念は『タンジブル』。現実のモノを触ることで、コンピューターを簡単に操作する夢の技術だ。」(NHK)そう、ここでも人が自分の身体で直接操作するシステムが探られている。NINTENDOのWiiのコンセプトとも相通ずる。そして、すごく興味深かったのは、学生たちと議論をするとき用いるのは模造紙大のペーパーとカラーマーカーで、それは思考のプロセスが残るからということだ。彼の筆記用具はラミーの万年筆で、これもアナログのアイテムです。彼はブルーブラックのインクでノートに絵を描く。石井教授の「プロフェッショナルの道具」でいちばん大切なのは、と言って鞄から出したのは15インチのPowerBookG4でした。番組はMacだらけでした。なんだかうれしくなりました。

昨夜は地元の“町づくり”グループの会でパンフレットに載せる言葉を考えました。6人で考えていて、話をしているとアイデアが次々と浮かんで、でも、みんなの思考が同時に止まるようなときがあって、それはそれで心地よい時間でした。話を進めていくうちに、「元気」「力」などの言葉ではなくもっとちがう言葉を求めていることに、これもみんな期を同じくして気がついていたようです。私は、ふと、昨年11月に京都市立西総合養護学校のコミュニティー・スクール・フォーラムで聴いた慶応義塾大学の金子郁容教授の講義を思い出していました。「ソーシャルキャピタルが豊かな地域コミュニティー」「弱さが力になる」などのキーワードです。私には、それらの言葉の文脈が経営品質や質的評価とつながっているように思えてなりません。

立春が暦だけではなくてほんとに春が来たような陽気です。伊勢自動車道から見える菜の花畑が満開ですごくきれいです。黄色は菜の花の黄色がいちばん幸せを感じる色だと思います。

1 comment:

Anonymous said...

とおりすがりのものです、
Tangible Bitsのコンセプトが世の中に出たのは
1997年、つまり今から10年前です。
彼は、そのときから一度もぶれていません。
Wiiとかと相通ずるではなくて、Wiiは
後を追っただけです。
(Wiiは、どっちかというとハプティクス
インタフェースの応用なのかもしれません)