Saturday, February 10, 2007

タンジブル

木曜日放送のNHK「プロフェッショナル」は知る人ぞ知るところで大きな話題になっているようです。Macファンはもうぞっこんです。そして、私はもうひとつ、「タンジブル」の概念に意を得たりです。「身体で聴く音楽」をキーワードとする私のライフワークに+++です。先日買った『Mac People』3月号(ASCII)に石井裕はこう書いている。「『モノをつかみ、それを身体空間の中で操作する」ーこのプロセスを通じ、人間の頭脳と身体を使って現実を理解する。さらにそのプロセスを周囲の同僚と共有することにより、お互いの理解を確かめ合ったり、教え合ったりも自然にできる。これは私の研究テーマ「タンジブル」の根本的なアイデアである。」子どもの発達、成長における関係性の発達のモデルがまさにそれではないか! 子どもは身体で考えるのだ。音楽も身体で聴くものなのだ。話が飛躍するようですが、またスポーツをしなければと思っています。

フランクリン・コヴィーのユニバーサルは予想以上の“極薄”紙で少なからずがっかりでした。そして、バイブルサイズ+1cmのコンパクトサイズはこれもちょっと考えもので、このサイズで何をしようっていうの!?という感じです。でも、携帯性は無視できない。4cmリングのコンパクトサイズ、そして、オリジナルの紙質という組み合わせはどうだろうなどと悩む。視野の絶対サイズは思考を規制するように思えてならない。やっぱりクラシックサイズかも知れません。欧米の“エグゼクティヴ”が“大きなサイズのノート”を使って、そして、到達するゴールが“ちがう”のも当然だと思う。またまた話が飛躍しますが、PowerBookG4も15インチにしておけばよかったと、これはMacを使っての実感です。話は戻って、私のフランクリン・コヴィーのイタリアン・カーフは2年近く使って絶妙の感触です。光沢のあるレザーは車の塗装のようです。今更手放せないというのが率直なところです。30cmのクラシックサイズを使いこなす術を見つけなければ!

先週から携帯メールマガジン「黛まどかの俳句でエール」の配信を受けています。わずか17文字ですが、毎日、“詩と真実”に触れる大切なメルマガです。俳句を「第二芸術」と言ったのは桑原武夫です。大学1年生の私は桑原武夫の「第二芸術論」に傾倒していました。私は過激なレポートを提出して過激な評価をもらったりしました。今は、俳句も桑原武夫も、それぞれの文脈を理解しているつもりです。

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